トップページ >エイズ・性感染症> HIV感染が完治?報道でやや違いが ポイントまとめ

HIV感染が完治?報道でやや違いが ポイントまとめ

これはものすごく大きなニュースなのでは。


MSN産経ニュースさん
世界初、HIV感染の新生児が完治 ウイルス消滅と米紙報道
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130304/bdy13030414210000-n1.htm


ポイントをまとめます。


■HIVが消えたとされる新生児は10年秋、米南部ミシシッピ州で出生

■妊娠中に子宮内で感染したと考えられている

■治療薬の大量投与などを施したところ、エイズウイルスの量が急減し、1ヵ月後には検出できなくなった

■治療薬の到達できない体内の部分にウイルスが蓄えられる前に、ウイルスを殺せたのではないかとの仮説が立てられている


この記事では「完治」とありますが、「完治ではない」とする報道もあります。


HIV感染で生まれた乳児の治癒に初めて成功、米チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130304-00000009-jij_afp-int


こちらをまとめるとこんな感じです。


■治療を行ったのは米ジョンズ・ホプキンス小児センター

■治療は以下の経過で行われた

新生児への抗レトロウイルス薬投与を生後30時間以内から開始

ウイルス数は徐々に減り、生後29日で検出されなくなった

1歳6か月まで抗レトロウイルス薬を使った治療を継続した後、投与を中止

その10か月後に複数の血液検査を行ったところ、いずれの検査でも陽性の結果は出なかった

■治療チームは「完治」ではなく、あくまでも「機能的な治癒」としている

■新生児に早い段階で抗ウイルス療法を行うことで、体内からウイルスが除去され、潜伏しているウイルスの活動を防ぐことができると考えられる


私がテレビで見たドイツのニュース(もちろん邦訳されたものです)でも、


体内からウイルスが無くなったわけではないが、免疫機能でウイルスの働きを抑制している状態


と解説されていました。


これを「完治」と呼べるかどうかは議論の分かれるところかと思いますが、母子感染した新生児への治療法によってはHIVを抑制できるとわかったのは大きな進歩です。


ひとつ気になるのは、生まれたばかりの赤ちゃんに薬物治療を施して、副作用がどの程度なのかという点です。

成長する過程で障害等が出なければ良いのですが。


それが明らかになるにはもう少し時間が必要です。

続報を定期的に公開してほしいものです。


ぼくは8歳、エイズで死んでいくぼくの話を聞いて。―南アフリカの570万人のHIV感染者と140万のエイズ孤児たち
ぼくは8歳、エイズで死んでいくぼくの話を聞いて。―南アフリカの570万人のHIV感染者と140万のエイズ孤児たち


健康ブログ人気ランキングへ






: | ページトップへ