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自殺と宗教の関係
07年現在、日本の自殺者は年間3万人を大きく超えています。
WHOがまとめた主要国の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)統計では、G8八カ国中ロシアに次いで自殺者が多いという結果が出ているのです。
このWHOの統計によると旧ソ連、東欧やバルト・北欧諸国は自殺率が高く、日本は毎年10位くらいにランクしているようです。
南米やアフリカ、イスラム諸国は自殺者が極めて少ないのですが、キューバやスリランカは例外的に自殺者が多いことで知られています。
一般には、個人主義社会の方が集団生活社会よりも自殺率が高く、一神教(イスラム教、キリスト教、ユダヤ教)の方が多神教(仏教、ヒンズー教など)や無宗教より自殺率は低いとされています。
イスラム教は特に低いのですが、宗教の性格だけでなく、モスクを中心とした強いネットワークなども考えられます。
ハンガリーでは、同じ国内でもプロテスタントの自殺者はカトリックの十倍で、マレーシアでは中国系住民の方がマレー系より自殺率が高く、気候より文化の影響が強いと言えそうです。
日本の自殺の大きな原因のひとつに「経済的困窮」があります。
実際に、日本の自殺者数が急に増えたのは98年からで、この年の自殺者数は前年より35%も増えているのです。
98年は企業が相次いでリストラを行った年であり、経済的な理由が自殺者を増やすことを如実に示していると言えるでしょう。
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