妊娠中のヨード(ヨウ素)摂取量と新生児の甲状腺障害
コンブなどの海藻類に含まれるヨード(ヨウ素)を妊娠中の女性が摂り過ぎると、体内の子供が甲状腺に障害を受ける可能性があるようです。
熊本大学医学部付属病院の西山宗六講師のグループが発表しました。
新生児が生まれたら、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)発見のために甲状腺刺激ホルモン(TSH)値を測定します。
甲状腺に障害があると、TSH値が高くなるのです。
西山講師のグループは00年4月~03年3月の新生児検査結果に基づいて、TSH値と母親の妊娠中のヨード摂取量を調査しました。
その結果、子供のTSH値が高い(クレチン症ではない状態)場合、母親のヨード摂取量は正常な新生児の母親の6倍(1.81mg)に達していました。
妊娠している女性は、海藻だけでなくコンブエキスを含む食品(だし類やカップメンなど)も食べ過ぎるのはあまり良くないようです。
ヨードは甲状腺ホルモンを合成するのに必要なので、本来人間にとって必須の成分です。
海産資源が豊富な日本ではヨードが不足することはほとんどありませんでしたが、大陸中央部では海藻などを摂取する機会が無いのでヨード欠乏症による甲状腺異常が多発したそうです。
モンゴルでは、日本からの援助で国民にヨウ素剤の服用がすすめられました。
それにより、モンゴルでは甲状腺異常の病気が激減したそうです。
体に必要なヨードですが、取りすぎると良くないということでしょうか。
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