カンピロバクター食中毒について 原因や特徴、症状・対処法など

食中毒というと夏の暑い時期に多いというイメージがありますが、寒い冬にも発生します。


特に年末・年始に外食の機会が増えると、食中毒の発生件数も増えます。
家庭でも発生する食中毒ですが、やはり飲食店での発生件数が多くなっています。


厚生労働省が発表した07年の食中毒発生状況では、発生した1289件のうち飲食店での発生は582件を占めています。

カンピロバクターによる食中毒は毎年500件前後発生しているようです。

カンピロバクター菌の特徴は、他の菌に比べて「強力」なことです。


食中毒の原因菌としてよく知られている黄色ブドウ球菌が1万個ほどで食中毒を発症させるのに対し、カンピロバクターは100~数100個程度が体内に入るだけで発症します。

また、冷凍状態でも死滅しません。
反面加熱・乾燥には弱いので、感染を予防するには食材を十分加熱処理(中心部を75℃より高温で1分以上)することが大事です。


カンピロバクター食中毒の発生原因で最も多いのは、鶏肉を加熱不十分の状態で食べることです。
鶏肉の刺し身や、半生の鶏肉料理などは注意が必要と言えるでしょう。


先述のように、しっかり火を通せば鶏肉料理を食べることは全く問題ありません。


鶏肉を処理中に手に付いた菌が別の食品に付着し、その食品を食べて感染するケースも考えられます。
卵が原因でカンピロバクター食中毒が発症した例は報告されていないそうです。


カンピロバクター食中毒では発熱、下痢、嘔吐、腹痛、倦怠感、血便、まれに手足のマヒといった症状が出ます。
適切な治療をすれば5日ほどあれば回復します。

潜伏期間が最長で7日と長いので、原因の究明が難しくなることもあります。


これから年末に向けて外食の機会が増えます。
鍋物などを楽しむ時は具材にしっかり火を通すように心がけましょう!

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寒い季節と女性の水虫 予防法など

女性の水虫が増えているそうですね。


テレビでも女性用の(?)水虫薬のCMをやっていますし、ネット上でも「女性も水虫に注意」という記事を見かけることがあります。


性別に限らず、水虫を予防するには

1 足を清潔にすること
2 足を乾燥させておくこと
3 水虫の原因である白癬菌を足に付着させない

の3点をとりあえず意識しておけば大丈夫です。


しかし、寒い時期になると女性はブーツを履くようになります。
ブーツは通気性が悪く、内部は湿気がこもります。

また、履いて暖かい作りになっていると体温も逃げないので高温・多湿となり、ブーツ内部は白癬菌には非常に好ましい環境になるのです。


さらに、冬は温泉やスーパー銭湯などの温浴施設に行く機会が増えます。
また、最近は多くの女性がフィットネスクラブやジムに通っています。

そうした施設では、他の人の白癬菌が足に付着する機会が増えてしまいます。


つまり寒い時期は上の2・3に反するような状況に陥りやすいのです。
そのため、寒い時期は特に次のようなことに注意する必要があります。


・同じブーツを続けて履かないようにする(2~3足をローテーションで履く)
・温泉施設などを訪れた際は自宅で足を指の間までよく洗い、しっかり乾燥させる

これらに気をつけておけば水虫はほぼ確実に予防できるでしょう。


ちなみに水虫にすでにかかっている場合、寒い季節は白癬菌の活動が弱まります。
そのためかゆみを感じなくなるようになることがあります。


しかし菌は感染したまま潜んでいる状態なので翌年暖かくなってくるとかゆみは再発します。
寒くなってかゆみが一時的に治まっても、薬の使用は続けなくては根治できません。


水虫は適切な治療を施せば100%治ります。
市販の水虫薬を試すのもいいですが、症状があまりに長引くようなら皮膚科を受診しましょう。


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部屋の最適湿度とは?

冬も近づいてきて、そろそろ本格的に寒くなってくる時期です。


寒くなってくると乾燥や風邪といったことが心配になってきます。


最近は加湿器がだいぶ一般的になり、部屋ごとに加湿器を置いているという家庭もあるのではないでしょうか。


適度な湿度が風邪予防やノドの保護に有効なのはよく知られており、歌手や俳優・女優さんなどノドを大切にする職業の人が「部屋では加湿器が何台も稼動させている」なんて話はこのブログでも紹介しています。


湿度はノドの健康維持に必要ですし、空気中の水分はウイルスの活動を弱める働きがあります。


一般人の場合「部屋に何台も加湿器」というのはちょっと大げさとしても、「加湿器をつけっ放し」というケースは比較的多いのではないでしょうか。
乾燥しやすい部屋だったり、体質的にノドが弱い場合は加湿器は非常に強い味方になります。


ただし、加湿器をあまりに稼動させすぎると、湿度が上がりすぎてカビが発生することがあります。


それでは、「カビも発生させず、なおかつウイルスの働きも抑えられる」ちょうどいい湿度はどれくらいなのでしょうか?


その答えは「40%~60%の範囲内」ということになるでしょう。
この数字は米国暖房冷凍空調学会が1985年に発表したもので、人の健康に最適な室内温度がこの範囲なのだそうです。


湿度が40%より低くなるとウイルスが活動的になってしまい、60%を超えるとダニやカビが活発になってしまうのだとか。


ちなみに「全員が不快に感じる」とされる「不快指数80」になる一例として、「気温29℃ 湿度70%」という状況があります。


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はしかについて 合併症の脳炎などについて

今年(08年)は、はしかについてあまりニュースになっていませんが、4月末の時点で患者数はすでに5000人以上になっているそうです。


昨年は10代~20代の若者にもはしかが大流行し、早稲田大学も休講になったりしました。


はしかにかかった際に怖いのは、脳炎を併発することです。
はしかと脳炎が合併すると致死率は15%に上り、死亡しない場合でも、神経系の後遺症(異常行動や、マヒなど)が20~40%の患者に残ります。

昨年のはしか患者で脳炎を併発したのは10~20代の9人で、今年も10代の女性と20~30代の男性の合計4人が脳炎を併発しています。

04年には、はしかを発症した28歳の女性が脳炎を併発して亡くなっています。
ちなみにこの女性にはワクチン接種歴が無く、はしかの抗体を持っていなかったそうです。


一般に感染症で重篤な症状になるのは高齢者というイメージがありますが、はしかでは年齢による症状の差は無いと言えそうです。

また、妊婦がはしかにかかると流産の危険性が高まります。


それでは、はしかはどのようにすれば予防できるのか、という話になります。
まず第一には予防接種を受けることです。
賛否両論あるようですが、私個人的には接種を受けたほうが良いと考えています。

予防接種以外の予防法としては、手洗いやうがいなどいわゆる一般的なものがあるくらいです。


「はしかは一度かかると二度とかからない」と言われていましたが、これはどうやら間違いのようです。
食事や睡眠などを管理して免疫力を落とさないようにする心がけも必要でしょう。


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抗菌製品って効果はいかほど?

最近はあちこちで「抗菌製品」が出回っていますね。
しかし、この「抗菌製品」は、感染症対策としてはあまり期待できないんだそうです。


「CDCガイドライン」でも、抗菌製品は感染対策に利用できないとされています。
(CDCガイドラインとは、米国疾病管理予防センターが定めた感染対策ガイドラインで、ガイドラインとして非常に高い信頼性を得ています。世界中の医療関係者からバイブル視されているそうです)


抗菌とはJIS・ISOの規格でも

「菌が製品表面に付着後24時間経過した時の生菌数が、無加工製品上の生菌数と比べて1%以下」

と定められています。
つまり、「抗菌加工をした部分の菌の数が24時間後には1%以下になる」ということですが、トイレでも衛生用品でもまる1日使われないことって無いですよね。


つまり抗菌製品であっても細菌に感染する危険性は残っているということで、過信は禁物ということです。


ちなみに私個人的には、抗菌・殺菌と過度に神経質になるのは良くないと考えています。
子供の頃から無菌殺菌の環境に慣れてしまっては菌への耐性が弱ってしまうと思うのです。
結局は日常生活で菌と全く接触せずに生きていくのは不可能なわけですから。


とはいえもちろん不潔にしろというわけではなく、とりあえず

・外から帰ったらうがい・手洗い
・トイレから出るときに手を洗う
・普通にお風呂に入る

くらいを心がけていれば良いんじゃないでしょうか?


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サイトメガロウイルスとは 妊婦のCMV感染など

サイトメガロウイルス(CMV)とはあまり聞き慣れませんが、日本人の大多数(9割以上とも)が周産期から乳幼児期を中心に母子間などで感染しています。

この時点で抗体ができるため、日本人はほとんど抗体を持っています。


CMVに感染していても、健康で免疫力が高ければ症状はほとんど表れません。
しかし免疫力が低下したりすると肝炎や発熱、白血球減少、血小板減少、関節炎、だるさなどの症状が出ます。


感染源となるのは唾液、涙、血液、母乳、鼻汁、尿、膣分泌液、精液などがあります。
健康な人でも、ウイルスを保持しているにも関らず免疫力が強いために発症していないケースでは、上記の体液類からウイルスを排出することが考えられます。


日本人のほとんどが抗体を持っているはずですが、最近は妊娠可能な女性の抗体保有率が70%台に低下しているそうです。
その結果、周産期の女性のCMV感染が増加しています。


妊婦が感染すると非常に高い確率で胎内感染も生じ、そのうち約10%に胎児水腫や発育遅延が起こります。
妊娠中に胎児に異常が見つかった場合、羊水をウイルス検査してCMVの有無を調べることがあります。
出生時に症状がなくても、成長してから難聴や知能障害、目の機能異常などが発症するケースもあるようです。


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キス病とは

キス病とは、唾液中に存在する「EBウイルス」によって発症する感染症です。

実際にキスで感染するため、アメリカでは「キス病」と呼ばれています。


キス以外に回し飲みなどでも感染します。


日本では3歳までの子供は70%が感染しますが、この時期に感染しても発病せず、特に症状が出ないまま抗体が作られます。
20歳代の90%以上が抗体を持っていると考えられています。


しかし思春期以降に感染すると50%ほどの確率で発病することがあり、リンパ節の腫れ、高熱、だるさといった症状が出ます。
これらの症状が出ても重症化することはあまりありません。
ほとんどが自然に治癒します。


アメリカでは幼児期の感染率は20%ほどで、日本とは逆に幼児期の感染率は低くなっています。
アメリカではむしろ青年の感染率が高く、年間では10万人あたり1万2000人が感染していると言われています。


青年になると他人との接触がおおくなるため、キス病は海外で感染するケースも多いのです。
キスが日常生活の一部になっているアメリカではキス病感染が多くなるのでしょうか?


昔に比べて非常に衛生的になった日本では、キス病は非常に少なくなっているという主張もあるようです。


疾患としてはそれほど重篤な症状はありませんが、海外で生活する機会がある場合は頭に入れておくと良いのではないでしょうか。

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XDR結核に感染した米国弁護士の騒動

米国の男性弁護士アンドリュー・スピーカーさんは医師から結核と診断され、感染拡大防止のため旅行などを控えるよう言われました。

07年の5月の出来事です。

しかしスピーカーさんは警告を無視し、アトランタから飛行機でヨーロッパへ渡り、現地で結婚式を挙げたのです。


その間検査機関ではスピーカーさんが「XDR結核菌」に感染していることが判明し大騒ぎになっていました。


XDR結核菌とは治療薬が全く効かない結核菌で、致死率が高く治療には長期の入院が必要になる非常に危険な結核菌です。

感染が拡大したらまさに一大事。


米保健当局は旅行先のスピーカー氏に「感染しているのはXDR結核菌だ」と伝え、旅先の医療機関に入院し、チャーター便で帰国するよう警告しました。
しかしスピーカー氏は飛行機をチャーターする費用が無いことなどを理由にまたもこの警告を無視して旅行を続けます。


ここに至り米国疾病対策センター(CDC)がスピーカー氏の実名や顔写真、足取りを全米に公開します。
新婚であるスピーカー氏の義父(奥さんの父親)がCDCの職員であったことも報道を過熱させました。


航空機登場禁止リストに載っていることを知ったスピーカー氏は一度カナダに空路で渡ります。
そして水際で氏を確保するべく設けられていた検問をあっさりすりぬけ、米国に入国してしまいました。


スピーカー氏は検問を受けたのですが、検査官が「病気に見えない」という理由で検問を通してしまったといわれています。


今回のこの事件では感染症リスクに対する米国社会のもろさが浮き彫りになったのでした。


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E型肝炎とは 症状や感染源、対策など

E型肝炎の日本での主な感染源は、イノシシやシカといった野生動物の生肉や、市場で流通している生の豚肉や豚レバーなどです。


これらの肉類に含まれるE型肝炎ウイルスが経口感染するわけです。
日本での感染者は50~60歳代が多く、女性より男性の感染率が高くなっています。

海外では汚染された飲料水や、カキやカニなどの海産物が主な感染源になっています。
発展途上国での流行が多く、東南アジア、アフリカ、インドなど暑い気候の地域ではかなり一般的な感染症です。


雨が大量に降った後に、飲用水の汚染が広がり流行することもあります。
そのため給水・貯水施設に溜められた水を塩素消毒するなどの対策がとられていますが、資金不足などの理由から思うように進捗していないようです。


E型肝炎は六週間ほどの潜伏期間を経て、食欲不振、倦怠感、黄疸などが発症します。
約1ヶ月で完治し、慢性化することはありませんが、ごくまれに症状が重篤化して死に至ることがあります。

特に妊娠中は注意が必要で、妊娠時の感染は致死率が20~30%にまで上昇します。


対策としては、上記のような肉類を食べる時は十分に火を通すことが重要になってきます。
E型肝炎ウイルスは熱に弱いのです。
いわゆる「生焼け」ではなく、中心部分までしっかり火を通しましょう。


また生肉と加熱済みの肉を扱う箸・容器類は区別して使わなければいけません。

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狂犬病の症状や感染経路

06年に日本国内で狂犬病により2人の男性が死亡しました。


国内で狂犬病の死者が出たのは36年ぶりの出来事でした。
男性2人はいずれも同年8月フィリピン滞在中に犬に噛まれており、11月に発症しています。

よく知られているように、狂犬病は発症してしまうと治療法が無く、致死率は100%です。
そのため感染が疑われる場合は一刻も早いワクチン接種が絶対に必要です。


狂犬病の症状としては次のようなものがあります。

不安感、発熱、頭痛、恐水発作(水を怖がるため手を洗えない、水を飲むのが苦痛といった症状)、風を怖がる恐風発作、幻覚、精神錯乱、攻撃性が高まる、昏睡など


狂犬病ウイルスは犬の唾液の中に含まれています。
そのため犬に噛まれるだけでなく、皮膚の傷口をなめられる、あるいは口や鼻をなめられてそれらの粘膜から感染することもあります。


また犬だけでなくネコ、キツネ、コウモリ、アライグマといった動物からも感染します。


日本ではほとんど意識されませんが、世界では狂犬病により毎年5万人ほどの死者を出しているので海外旅行などの際には注意する意識は持っておく必要があります。

狂犬病が流行している地域では犬などの動物と過度に接触するのは避けましょう。
エサを与えようとしたり、撫でたりするのは絶対やってはいけません。

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東南アジアでデング熱多発 カンボジアやインドネシアなど

地球温暖化が進んでいることから、東南アジアでデング熱が大流行しています。


カンボジアでは07年の上半期、前年同期の倍以上に上る1万5000人のデング熱感染が確認され、そのうち128人が死亡しています。


タイ、マレーシア、ベトナムの07年上半期でのデング熱感染者数は各国全てで2万人を超え、前年同期に比べて30%ほど増加しています。

インドネシアの首都ジャカルタではデング熱患者が多発したことから「デング熱非常事態宣言」が出されました。

1978年、シンガポールのデング熱患者は384件でしたが、20年後の98年には5258件にまで増加しています。


温暖化によって、デング熱を媒介する蚊(ヒトスジシマカ)の活動が活発になり、生息範囲が広がっていると考えられます。
温暖化が進むと、日本の沖縄や九州でもデング熱が流行するようになると警鐘を鳴らしている感染症の研究者もいます。


07年現在、デング熱にはワクチンはありません。
媒介する蚊に刺されることを防ぐことが非常に重要です。


デング熱は4日~7日の潜伏期間を経て頭痛、発熱、筋肉・関節痛が発症します。
発症して三日ほどすると発疹が出て顔や四肢にまで広がります。
一般には七日ほどで症状が消え、回復します。


再感染してデング出血熱になると口や目、鼻から大量に出血して命にかかわる場合もあります。

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結核菌が出現した時期 フランス・パスツール研究所の発表から

05年10月、フランス・パスツール研究所の研究チームは、結核菌の出現を数万年前とする従来の説を覆す論文をアメリカの専門誌に発表しました。


それによると、結核菌は約300万年前、東アフリカに現れ、人類の移動と共に世界中に広まったそうです。


チームは、アフリカに住む結核患者から珍しい種類の結核菌を分離し、普通の結核菌の遺伝子と比べました。
その結果、約300万年前に共通の祖先から枝分かれし、進化したことが明らかになったのです。


結核というと昔は「亡国病」などと呼ばれていましたが、第二次世界大戦後は抗生物質が普及して発症数は激減しました。
そのため「過去の病」というイメージがありますが、近年になってにわかに「結核は現代でも脅威となりうる」という意識が高まってきたようです。


実際に日本の結核感染率は先進国中では高く、01年5月には20名の集団感染も発生しています。
免疫力が落ちる高齢者の結核発症も増えているそうです。


結核菌に感染しても、体の免疫能力がちゃんと機能していれば発症することはありません。
免疫細胞であるマクロファージが結核菌を取り込んで菌の活動を止めてしまうのです。


しかしこれはあくまでも「活動を止めた」状態であって、菌が死滅したわけではありません。
菌が休止状態になるとマクロファージの消化酵素が効かなくなり、何年も行き続けることになります。
結核の研究機関の管理によって、30年以上も休止状態を保っている結核菌もあるそうです。


栄養をしっかりとる、適度な運動をして休養も不足しないようにするなど健康的な生活を心がけて免疫力・体力を衰えさせない必要があるでしょう。

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アデノウイルスによるプール熱の症状・感染経路・予防法など

06年はプール熱が過去10年で最多のペースで発生しました。


国立感染症研究所の調べでは06年は5月上旬までに約1万8400人の患者が報告されていますが、実際の発生はこの10倍にものぼるとか。

プール熱の症状には

39度前後の発熱、頭痛、倦怠感、目の痛み、充血、ノドの痛み

といったものがあります。
感染力の強いアデノウィルスが原因で、プールでの感染が多いことからこの名前がつきました。
プール以外にもドアノブ、水道の蛇口、エレベーターのボタンを介して感染することもあります。


感染するのは9歳以下が90%以上ですが、大人でもかかります。
感染した場合、アデノウィルスには効果的な薬が無いため、3日ほど安静にするしかありません。


予防するにはまずうがい・手洗いをすることが一番大事で、タオルを人と同じものを使わないようにしなければいけません。


プールから出たあと目を洗ったり、シャワーを浴びることを忘れないようにしましょう。
私は毎週金曜日泳ぐようにしてますけど、目を洗わずにプールを出る人が多いんですよね。


・・・とここまで書いて一度記事をアップしているのですが、「プールから上がる際には目を洗わないほうが良い」という主張もその後目にするようになりました。
カルキを含んだ水道水で眼球を洗うと、表面の抵抗力をかえって落としてしまうことになるのだとか。


そこで私もしばらく洗眼なしでやってみたところ、特に問題は発生していません。
ということで、現在は私も「プールから上がっても洗眼はしなくても良いんじゃないだろうか」という考えに落ち着いています。


しかしプール熱などの感染症は確かに気になりますよね。
ということで、人がたくさん入るプールで遊んだ後は、目薬をさすのが良いと考えています。
カルキを含まなければいいわけで、涙タイプの目薬でもOKでしょう。


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東京で新型インフルエンザが流行したら

新型インフルエンザ東京都内で流行した場合、都民の約3割にあたる378万人あまりが感染し、1万4100人が死亡すると東京都が発表しました。


1万4100人という死亡者数は、05年までの過去5年間に都内でインフルエンザのためになくなった人の総数の約33倍になる数字です。


想定される新型インフルエンザはA型インフルエンザの変異型で、日本人のほとんどが免疫を持っていません。


新型インフルエンザとは、動物間だけで流行していたウイルスが変異することでヒトにも感染するようになったインフルエンザを指します。
以前東南アジアで大流行した鳥インフルエンザも新型インフルエンザ化することが危惧されています。


A型インフルエンザウイルスは鳥、豚、馬、アシカ、クジラに感染することがわかっていて、通常は動物から人間への感染します。
しかし中国では鳥インフルエンザが人から人へ感染した例があり、世界に脅威を与えました。


鳥は世界各地を飛び回り、自国への侵入を100%防ぐことが難しいため、ヒト間で感染する新型ウイルスを鳥が運ぶようになってしまうと世界規模での大流行が起きてしまいます。


新型インフルエンザは数十年おきに発生しており、1918年から1919年にかけて世界中で大流行したスペインかぜが代表的です。

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インフルエンザの基礎知識

カゼになるウイルスは約60種類くらいあり、その中で一時期に大流行するのがインフルエンザです。


インフルエンザウイルスは症状が現れてから48時間以内に増殖のピークに達するといわれています。
タミフルにはそのウイルスが増殖するのに必要な酵素の働きを抑える成分が入っています。


インフルエンザウイルスに感染しても全部の人がインフルエンザを発症するわけではなく、感染時に元気であれば症状は出ません。
十分な体力と免疫力があれば問題は無いのです。


そのため、インフルエンザを予防するためにはまず何よりも体力・免疫力を落とさないことが大切です。
バランスのとれた食事をとって栄養を十分摂り、睡眠時間も必要なだけはできるだけ確保しましょう。
ストレスも可能な限り排除し、ストレスを受けたら上手に解消しましょう。


外出から帰宅したらうがい・手洗いをするのは基本中の基本です。
インフルエンザウイルスは口やのどの粘膜に付着してから細胞内に侵入するまで20分ほどしかかからないという意見があるそうです。

インフルエンザが流行している時期には外出先でもこまめにうがいをすると完璧と言えるでしょう。


外では人ごみはできるだけ避け、部屋では適度な湿度を保つように心がければ感染の確率を抑えることができます。

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鳥インフルエンザの基礎知識

A型インフルエンザ(ヒトのインフルエンザとは別型)を原因とする感染症で、感染した鳥が死亡するなどの強い病原性を示すものを「高病原性鳥インフルエンザ」といいます(症状が軽いものは「低病原性~」です)。


主として鶏、七面鳥、ウズラ、水鳥のアヒルやカモなどに感染します。
水鳥には感染しても発祥しません。


鶏やウズラ・七面鳥に感染すると、毒性の高い「高病原性鳥インフルエンザ」を発症することがあります。
このケースでは養鶏産業には大打撃を与えることがあります。


これらの鳥と人間が接触した場合に感染するわけです。
05年~06年にかけて東南アジアを中心に人間への感染も報告されました。
ベトナム、インドネシア、中国では鳥インフルエンザによる死者も確認されています。


ヒトに感染した場合、チアノーゼ、壊死、出血、神経症状、皮下浮腫などを発症し、重度の場合は死亡するケースもありますが、今のところワクチンなど有効な予防方法はありません。
家禽類の飼育場を殺菌するなどしてウイルスの侵入を防ぐしか無いのです。


鶏肉や鶏卵を食べることによるウイルス感染の心配は無いとされています。


07年現在では、鳥インフルエンザは鳥同士での感染がメインのため、ウイルスを保持する鳥との接触さえ気をつければ感染することはありません。


しかし現在最も恐れられているのは、鳥インフルエンザに感染した人間から人間へ感染が広がることです。
ウイルスが変異してヒトからヒトへの感染する能力を持つようになる可能性は決して否定できるものではなく、この場合はインフルエンザが大流行する恐れがあります。


実際、07年の11月~12月には中国の南京市で子から父へ感染した例があり、子供は死亡しています。

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アフリカ旅行でのマラリア感染

大型連休などを利用して「アフリカに行ってきた」という場合はちょっとご注意を。


アフリカから帰って2週間以内に発熱した場合、マラリア感染が疑われます。
発熱から5日以内に適切な治療を施さないと死亡することもあるので注意が必要です。


マラリアはマラリア原虫が病原体であり、ハマダラカ(以下「蚊」と表記します)によって媒介されます。
マラリア原虫は蚊の唾液中に集まる性質があるのです。
蚊は人間の血を吸う際、血液が固まらないように唾液を注入します。
この時に蚊の唾液と一緒にマラリア原虫が人間の体内に入ることがあるのです。
結果的に人間がマラリアに感染してしまいます。
人間の体内に入ったマラリア原虫は肝細胞内で増殖を始めるようになります。


マラリアに感染する人は世界中で年間3~5億人、そのうち死者は100~150万人に上るそうです。
被害が最も深刻なのはサハラ砂漠以南のアフリカ諸国で、これらの国に出かける場合は特に注意が必要です。
とにかく蚊に刺されないようにすることが大事で、虫除けスプレーや蚊帳などを適宜利用しましょう。


不幸にして感染してしまった場合、40度ほどの高熱が出ます。
熱は比較的短時間に下がりますが、一定時間(48~72時間)ごとに熱が高くなることがあります。
一旦熱が下がるために安心してしまうのですが、必ず医療機関で診察を受けて完治させなくてはいけません。


最近は地球温暖化の影響でマラリアの発症地域が広がっているという指摘もあります。

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薬が効かない結核菌 XDR-TBについて

「これまでの薬が全く効かない結核菌」が最近の医学会で取りざたされています。(06年現在)


結核は現在でも世界中で年間900万人が感染し、200万人を死亡させている恐ろしい病気です。


ほぼ全ての薬剤に耐性を持つ「XDR-TB」と呼ばれる結核菌が近年増えつつあるとWHOや米CDC(疾病対策センター)が警告を発しています。


従来結核の主要薬だったイソニアジドやリファンピンが効かないわけで、肺の一部を切除するしか治療法がない、という事態も考えられるわけです。


CDCなどの発表によると、2000~04年の間に米国ではXDR-TB感染が74例あり、世界では350例が確認されました。


国立感染症研究所の森亨センター長によると「XDR結核は自然発生したものではなく、人為的に生まれたもの」なのだそうです。
結核にかかった人が治療をする際は、最短でも6ヶ月かかります。
しかし薬を服用してよく効いた場合、症状が二週間ほどで落ち着くことがあります。
すると患者が薬の服用をやめてしまうことがあるのです。


結核菌が薬に耐性を持つきっかけになるのは、このように治療を中断してしまうことなのだそうです。


XDR結核にかかってしまった場合は、周囲の環境などを整えて療養生活に入り、自然治癒するのを待つしかいまのところ方法がありません。
森所長によると、運がよければ自然治癒しますが、そうでなければ5年ほどで死亡してしまうそうです。

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イスラム圏に鳥インフルエンザが多い理由

インドネシアやトルコなど、鳥インフルエンザの発生が目立つ国の特徴の1つに「イスラム教徒が多い」ことが挙げられています。


イスラム教徒は豚肉を食べません。


牛肉は高価なので、その分鶏肉の消費量が増えます。
生きた鶏を自宅で調理したりするため、どうしても鳥インフルエンザが流行しやすい環境が生まれてしまうのです。


イスラム教徒が大多数を占めるインドネシアではこれまでに何度も鳥インフルエンザが発生しています。
行政当局は民家での鶏の放し飼いを禁止したり、住宅地域と鶏舎の間には一定の距離を置くことなどを定めるなどの対策をとっています。


しかし実際には、対策の効果はそれほど表れていないようです。
インドネシアでは民家で鶏を飼うことはひとつの伝統になっており、インドネシア国民のライフスタイルなのです。
卵や肉が食料になりますし、ペットとしての側面もあるようです。


また市場では生きた鶏が普通に売られています。
これはイスラム教の教義が関係していて、「教義に則って処理された肉でなければ食べてはいけない」とされているからです。
鶏肉を買いに来た客の前で教義にそった処理を行わないと信用されないのだとか。


インドネシアで鳥インフルエンザが流行したのは、人と鶏の距離が非常に近いことが原因だったことは間違いありません。
しかし、文化的背景などからその原因を完全に解消してしまうことなかなか難しいようです。

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冬の食中毒・ノロウイルス感染予防法など

食中毒というと夏から秋にかけてというイメージがありますが、寒い時期も油断はできません。

暑い時期の食中毒はサルモネラ菌腸炎ビブリオ菌によって引き起こされることが多いのに対して、冬場はノロウイルスの感染が主な原因になります。


ノロウイルス感染は毎年1月から2月がピークになります。
1つ注意するべきなのは症状が下痢、腹痛、吐き気、発熱などカゼに似ていることです。


ノロウイルスの潜伏期間は1~2日で、感染者が吐いたものを処理する際の二次感染も多いのでこれまた注意が必要です。


作業するときはマスク、手袋を着用し、容器類は処分するか塩素系消毒薬を使用して殺菌しましょう。
調理時に殺菌するには、85℃で1分以上加熱する必要があります。

ただし、食品の表面だけを加熱してもだめです。
ウイルスによる感染は細菌類と違い、食品の内部で増殖します。
ですから、食品の中心部までしっかり熱を通さなければいけません。


ノロウイルスはカキ、アサリ、シジミなどの2枚貝に多いので汁物や鍋料理を食べるとき、貝類が生煮えのときは食べない方が賢明です。


抵抗力の少ない高齢者や子供が危険なのはもちろんですが、年末などは健康な人でも不規則な生活やストレスなどで体力が落ちている場合があるので気をつけましょう。

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狂牛病(BSE)を防ぐ物質

BSEや人間のクロイツフェルト・ヤコブ病(CID)を防ぐ物質が日本の化学者によって05年に発見されました。


これらの病気の原因はたんぱく質が異常な構造へ変換することです。
この変換を防ぐ物質を国立精神・神経センターの岩浪直子研究員が発見したのです。


この物質は銅クロロフィリンナトリウムと鉄クロロフィリンナトリウムで、葉緑素のクロロフィルに組成が近い化合物です。食品添加物や医薬品の成分として使われている安全性は高い物質です。


BSE(いわゆる狂牛病)は1986年にイギリスで発生しました。
BSEを発症した牛は脳がスポンジ状になり、立てなくなったり、奇声を発するなどの行動異常が現れます。


たんぱく質の一種プリオンが変化した「異常プリオン」がBSEの原因と考えられていますが、これには異論もあるので、ハッキリした原因はわかっていません。


狂牛病が人にうつるかどうかについても、結論はまだ出ていません。
ただ、イギリスに多いクロイツフェルト・ヤコブ病(略称CJD:異常プリオンが人間の中枢神経に障害を起こす病気です)とBSEの関連が指摘されています。


また、狂牛病の異常プリオンとCJD患者の異常プリオンをそれぞれ別のマウスに移植した際の経過は同じであることがわかっています。
よって、BSEが人間にも感染して脳の病変を起こす可能性は否定できません。

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スペインかぜとは。タミフルについても値段や効果など

スペインかぜは第一次世界大戦中の1918年春に始まり、1920年に終わるまで地球を一周し、その間3波の大流行を引き起こしました。


当時の人口は12億人で、全人口の約50%、5~6億人が感染し25%が発病したといわれています。
死者数は2400万人にのぼりました。
日本では当時の人口5700万人の約42%、2400万人が感染し、約39万人が亡くなったのです。


仮に新型インフルエンザが高病原性(強毒型)で、今大流行した場合最大で5億人が死亡するとの試算もあります。


ちなみにインフルエンザに効くとされているタミフルは一錠360円します(05年現在)。
また、ウイルスの増殖がピークになる発症48時間以内に飲まなくては効果がありません。
そして効いたとしても高熱や筋肉痛などの症状を1日だけ早く改善できるだけなのです。


よく知られているように、タミフルを服用した子供が異常行動を起こす事件が起きています。
これを受けて厚生労働省は07年の3月、「10代の子供にはタミフルは原則使用禁止」を通達しています。


タミフルは医師によって処方されます。
病院で医師が患者を診察し、インフルエンザの型を調べた後必要に応じてタミフルを処方します。
症状が重くてもタミフルを出さずに治療することも当然あります。

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輸入感染症とは

ゴールデンウィークなど連休の後になると、海外で感染し、日本で発症する「輸入感染症」が増えます。

海外でマラリアに感染し、日本で発病すると「輸入マラリア」となるわけです。


スウェーデンの場合、マラリア感染者の四分の三は、サハラ以南のアフリカ諸国からの帰国者で、感染のリスクが高いのが男性と6歳までの子供だったそうです。


WHOによると、輸入感染症で多いのは旅行者下痢症(つまり下痢でお腹をこわす)で、輸入感染症のうちの30~80%を占めているそうです。
次いでマラリア、急性呼吸器感染症、消化器感染症、性感染症と続きます。


一般的な海外旅行で感染の可能性が最も高いのは、経口感染ではないでしょうか。
特に水、あるいは水で洗った野菜や果物によるものが多いようです。


現地で生水を避けるのは常識となっていますが、市場などに出ている果物を食べてお腹をこわすことがあります。
この果物が現地の生水で洗浄されていたと考えられます。


熱帯・亜熱帯地方では蚊などの動物による感染の可能性もあります。
虫による感染症の主なものをあげてみます。

蚊(マラリア、デング熱、黄熱、日本脳炎)やダニ(ツツガ虫病など)、ノミ(ペスト)、ブヨ(オンコセルカ症)、ツェツェバエ(睡眠病)


動物からの感染症は狂犬病にも注意しなくてはいけません。
中国など、世界には狂犬病が流行している国がたくさんあります。
旅行先では犬との接触は避けましょう。

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中国四川省での連鎖球菌感染

05年の6月下旬、四川省の農民の間で感染症が発症しました。


中国衛生省と農業省が調査した結果、農民達は豚の連鎖球菌に感染していたのです。

この感染症による死者は9月下旬時点で40人を超え、感染者は200人を突破しています。


四川省の農民が豚の連鎖球菌に感染したのは、食肉処理の際に病気の豚に接触したことが原因ではないかと考えられています。
同省では家畜の処分を禁ずる通達を出して、新たな感染を封じ込めようとしています。


中国は感染症の話題に事欠きません。

古くから指摘されている感染症として代表的なものは狂犬病でしょう。
中国衛生部の発表では、06年の狂犬病の発症者数は3385人に達しています。


中国の狂犬病発症数は1980年代にピークに達しましたが、その後は徐々に減少傾向にありました。
しかし、2000年代に入ってからはまた増加傾向に転じています。


その理由は中国国民の生活水準が向上し、犬を飼う人が増えたからだそうです。
中国農業部が発表した統計では、中国の飼い犬の数は7509万匹で、その内訳は都市部に1144匹、農村部に6365万匹です。


狂犬病の拡大傾向に危機感を覚えた中国当局は06年の七月、雲南省イ族自治州にいたおよそ5万5000匹の犬を狂犬病予防の名目で撲殺しました。
何とも乱暴極まるやりかたですが、狂犬病の危険性や予防接種の必要性などが周知されない限り根絶はできないのではないでしょうか。


中国を旅行する際は、犬を見かけても絶対に触ってはいけません。
狂犬病は致死率100%の恐るべき病気です。

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ユーカリでカゼ対策

鼻づまりやせきが止まらないときは、ハンカチにユーカリの精油を一・二滴たらして香りをかぐと良いでしょう。


ユーカリはカゼの鼻づまりだけでなく、花粉症の鼻づまりも緩和する効果があるそうです。
(「ユーカリ」の名前は、「良い蓋」を意味するギリシャ語が由来なのだとか。
つぼみのがくと花弁がくっついて蓋状となることや、乾燥した土地でもよく育ち、大地を緑で覆うことから名づけられたようです)


ユーカリには痰をきる効果もあります。
また、ユーカリの精油一滴を小さじ一杯のホホバ油で薄めたもので、胸の辺りを軽くマッサージするようにすり込むと呼吸が楽になります。


ユーカリには殺菌・解毒作用があり、打撲痛や筋肉痛の痛みを和らげる鎮痛作用もあるとされています。
また、頭をスッキリさせて集中力も高めてくれます。
これらの効果から、オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を治療するのにユーカリの葉を利用しました。


ちなみに、ユーカリの葉はコアラの主食として有名ですが、ユーカリの若木の葉はコアラにとって毒性が強いんだそうです。
そのためコアラは十分に生長したユーカリの木の葉のみを食べるのだとか。
ぜいたくというか偏食というか・・・まぁ仕方ないか・・・。


また、ユーカリは砂漠を緑化する力が非常に強いのですが、東南アジアでは安易にユーカリを植えすぎて生態系を破壊しているケースもあるそうです。


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狂犬病について

05年現在、中国での感染症死亡率1位は狂犬病によるものです。
タイ、インド、フィリピンでも狂犬病は感染症での死亡率の上位を占めています。

日本では約50年間、狂犬病は発生していません。
1957年に広島県で狂犬病の猫が発見されたのが最後です。


狂犬病の無い国は日本の他に

ハワイ・グァム・フィジー・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・台湾・プーケット

に限られており、世界中では毎年約5万人が狂犬病で命を落としています。

「狂犬病」という名がついていますが、感染源は犬だけではありません。
ネコ、キツネ、コウモリ、リスなどからも感染するのです。
また、これらの動物に噛まれるだけでなく口や傷口をなめられるだけでも感染する可能性が非常に高くなります。


潜伏期間は傷の場所によって違い(傷の場所が脳から離れるほど長くなります)、2週間から数ヶ月です。
例外的に7年間という潜伏期間もあったそうです。


発病した場合は死亡率はほぼ100%で、治療法はありません。
発病しても回復した例が世界にこれまで数例あるそうですが、まず助からないと考えて間違いありません。
「最も致死率が高い病気」としてエイズと共にギネスブックに記録されているそうです。


中国では数億頭の野犬が生息しているとされ、ペットとして飼われている室外犬も放し飼いが一般的です。
そのため毎年3000人程度が狂犬病で死亡しています。


中国政府も狂犬病撲滅に力を入れています。
しかし06年7月の雲南省では野犬のみならず、ペットや予防接種済みの犬までもが狂犬病撲滅の名目で撲殺されました。
飼い主の目の前で殺される例も多数あり、あまりにも非人道的なやり方のために世界中から非難がおこりました。


中国では、狂犬病用として出回っているワクチンにもニセモノが非常に多く、病院も全く信用できません。
中国に旅行などで出かけた際には犬との接触を避けるに越したことはありません。


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